多彩な趣向を凝らし、工芸に備わる改革の力を明らかにするこの展示では、高級時計、靴、着物、ジュエリー、フレグランスなど、様々な分野で創作活動に専念する16のラグジュアリーメゾンの職人技を紹介します。
多彩な趣向を凝らし、工芸に備わる改革の力を明らかにするこの展示では、高級時計、靴、着物、ジュエリー、フレグランスなど、様々な分野で創作活動に専念する16のラグジュアリーメゾンの職人技を紹介します。アントネロ・ダ・メッシーナによる名画『書斎の聖ヒエロニムス』から着想を得て、スタジオを模した様々なスペースで、優れた職人が作業に打ち込む様子をご覧ください。美しく制作された壁面パネルとタイル張りの床には、それぞれの工芸とその道具が反映されています。また、中央の展示スペースでは、日本がヨーロッパの職人たちに及ぼした影響を明らかにします。さらに、シティ&ギルズ・オブ・ロンドン・アートスクールの学生たちが、展示制作に使われる職人技を実演します。
ジュディス・クラーク氏は、キュレーターおよびファッション・エキシビション企画者として活躍しながら、現在はロンドン芸術大学の教授としてファッションおよび博物館学を担当。この大学では、センター・フォー・ファッション・キュレーションの共同ディレクターを務めています。クラーク氏は、ロンドンに初の実験的なファッション・ギャラリーをオープンし、それ以来、ドレスに関する40の展覧会を監修しました。ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館、アントワープのモード博物館、フィレンツェのピッティ宮殿も、クラーク氏に監修を依頼した施設に含まれています。2015年、アニエールにあるラ・ギャルリー ルイ・ヴィトンの初の展覧会の監修および設計を担当。2018年には、第1回ホモ・ファーベルのために、「ファッション インサイド&アウト展」を創作しました。クラーク氏は、ドレス展示に関する様々なテーマについて、国際的に講義を行なっています。